← ペット海外渡航の総合案内へ戻る

日本へペットを連れて行くための必要手順

タイから日本へ犬・猫を連れて行くために必要な準備の流れと、事前に確認しておきたい条件をまとめています。
特に、マイクロチップ、狂犬病ワクチン、狂犬病抗体価検査(Rabies titer test)、180日待機、日本の動物検疫サービス(AQS)への事前届出が重要です。

詳しい内容はページ内でご確認ください。
お急ぎの場合や個別の確認が必要な場合は、LINEまたはメールでご相談いただけます。

1) まず知っておきたいポイント

  • 準備は6〜8か月以上前から始めるのが安心です
  • 日本へ渡航する時点で、犬・猫は生後10か月以上が目安です
  • マイクロチップ装着後に、最初の狂犬病ワクチンを接種する必要があります
  • 条件に沿って、狂犬病ワクチンを2回以上接種する必要があります
  • 抗体価検査の採血後は、180日以上待ってから日本へ入国します
  • 日本の動物検疫所へ、到着予定日の40日前までに事前届出が必要です
  • 出発前には健康診断を受け、タイ側で必要な書類もそろえる必要があります

2) 基本用語

  • AQS (Animal Quarantine Service) :日本の動物検疫を担当する機関です。
  • Rabies titer test:狂犬病に対する抗体価を確認するための血液検査です。
  • Approval of Import Inspection of Animals:日本側への事前届出の後に発行される、輸入検査に関する受理通知です。

3) 当院でできること

当院で対応できる内容

  • マイクロチップの装着
  • 狂犬病ワクチン接種
  • 狂犬病抗体価検査のための採血
  • 日本が指定する検査機関への検体送付
  • 出発前の健康診断
  • 書類の事前確認
  • 渡航スケジュールの整理とご案内

飼い主さまにご準備いただきたいもの

  • おおよその出発予定日
  • 利用予定の航空会社と、ペット輸送条件の確認
  • 日本側への輸入手続きに必要な情報
  • 飼い主さまのパスポート
  • ペットのワクチン履歴、マイクロチップ情報、狂犬病抗体価検査結果(ある場合)
  • 出発前にタイの動物検疫所で受ける手続きに必要な資料
  • お手元の書類や写真を、事前に当院へ共有いただくこと

4) 準備の流れ

ステップ1 マイクロチップを装着する

犬・猫は、最初の狂犬病ワクチン接種前にマイクロチップを装着している必要があります。
日本での確認がしやすいよう、ISO 11784 / 11785 規格のマイクロチップが推奨されます。

ステップ2 狂犬病ワクチンを2回接種する

  • 1回目は、生後91日以降に接種します
  • 2回目は、1回目から30日以上あけて接種します
  • 2回目は、1回目のワクチン有効期間内に接種する必要があります

タイで接種した場合は、ワクチン手帳や証明書に獣医師名、免許番号、署名が記載されているか確認してください。

ステップ3 狂犬病抗体価検査を行う

抗体価検査は、通常2回目の狂犬病ワクチン接種後に行います。
当院で採血し、日本が指定する検査機関へ送付します。
基準を満たすためには、検査結果が0.5 IU/ml以上である必要があります。

ステップ4 180日以上待機する

初回の抗体価検査では、採血日から180日以上待ってから日本へ入国する必要があります。
また、渡航日がワクチンや検査結果の有効期間内であることも大切です。

ステップ5 日本へ事前届出を行う

日本の動物検疫所には、到着予定日の40日前までに事前届出が必要です。
内容確認後、日本側からApproval of Import Inspection of Animals が発行されます。
通常は、日本のオンラインシステムまたは所定の書式で手続きを行います。

ステップ6 出発前に健康診断を受ける

出発前10日以内に、獣医師による健康診断が必要です。
狂犬病を疑う症状がないこと、また犬の場合はレプトスピラ症の臨床症状がないことが確認されます。

ステップ7 タイ側の書類を準備する

通常、出発の1〜5日前に、原本とコピーをそろえたうえで、ペットをタイの動物検疫所へ連れて行き、輸出に必要な公的書類の発行手続きを行います。

ステップ8 日本到着後の検査

日本到着後は、動物検疫所で書類や条件の確認が行われます。
必要書類がそろい、条件を満たしていれば、所定の流れで入国できます。
書類不足や条件未達がある場合は、係留や返送の対象となることがあります。

必要な手順は、ワクチン履歴や渡航予定日によって変わる場合があります。
現在の状況が分からない場合は、書類や記録をお送りください。
当院で内容を確認し、必要な手順をご案内いたします。

5) 必要書類

渡航前によく必要となる書類

  • 飼い主さまのパスポート(原本とコピー)
  • マイクロチップ証明書(原本とコピー)
  • ワクチン手帳またはワクチン証明書(原本とコピー)
  • 狂犬病抗体価検査結果(原本とコピー)
  • Approval of Import Inspection of Animals
  • Form AC などの健康証明書類

スワンナプーム動物検疫所に関する参考事項

  • 通常、ペットと書類は出発の1〜5日前に持参します
  • 手続きには2〜3時間程度かかることがあります
  • 所要時間は、混雑状況や書類の不備の有無によって変わります
  • 手数料の目安は、1頭あたり250バーツ、許可証1通あたり10バーツです(掲載時2026年3月9日の情報です。変更される場合があります)
  • 受付日や受付時間は変更されることがあるため、事前確認をおすすめします

    スワンナプーム動物検疫所の最新の受付日時は、事前にご確認ください。

6) 公的機関の案内

よく使われる書類・様式

日本へ犬・猫を連れて行く際に、よく使用される書類・様式は以下の通りです。

  • 事前届出書(犬 / 猫)
  • 事前届出書の記入方法
  • 届出内容の変更書類
  • Approval of Import Inspection of Animals
  • Form AC などの健康証明関連書類

どの書類が必要か判断しにくい場合は、現在お持ちの資料を当院へお送りください。
状況に応じて、確認のポイントをご案内します。

大切なご案内

公的機関の書類や様式は更新されることがあります。
実際に使用する際は、必ず各機関の公式ページで最新版をご確認ください。
このページでは、流れを理解しやすくするために代表的な書類名を掲載しています。

7) おおよその費用と期間

下記は参考価格です。実際の費用は、ワクチンの種類、検査機関、検体輸送方法、必要書類の数などによって変わります。

  • マイクロチップ: 999バーツ
  • 狂犬病ワクチン: 450バーツ / 回
  • 狂犬病抗体価検査: 約26,000バーツ
  • 健康診断・書類作成: 450バーツ
  • タイ政府機関への手数料: 別途

期間の目安

  • ワクチン接種の進め方: これまでの接種履歴によって異なります
  • 抗体価検査の結果: 通常4〜6週間程度
  • 採血後の待機期間: 180日以上
  • 日本への事前届出: 到着予定日の40日前まで

8) 事前にお送りいただきたい情報

LINEまたはメールで、次の内容をお送りください。
内容を確認したうえで、準備の流れや必要事項を整理しやすくなります。

  • 日本での到着地(都市名、空港名、港名)
  • おおよその渡航予定日
  • ペットの種類、品種、性別、年齢、体重
  • マイクロチップ番号、またはマイクロチップシールの写真
  • 狂犬病ワクチンの接種履歴
  • 抗体価検査結果(ある場合)
  • ワクチン手帳や過去の証明書類の写真

よくある質問(FAQ)

日本へ犬・猫を連れて行く場合、何か月前から準備すればいいですか?
ワクチン接種、狂犬病抗体価検査、180日待機、日本への事前届出などを順番に進める必要があるためです。余裕をもって、6〜8か月以上前から準備を始めることをおすすめします。
今あるワクチン手帳や書類が使えるか分かりません。どうすればいいですか?

ワクチン手帳、マイクロチップ証明書、検査結果などの写真を先にお送りください。事前に内容を確認することで、使える書類かどうかを判断しやすくなります。

狂犬病抗体価検査(Rabies titer test)はどこで受けられますか?

当院で採血を行い、日本が指定する検査機関への送付をご案内しています。

180日待機が終わっていない場合、日本へ入国できますか?

日本の入国条件に合わない可能性があるため、日程の見直しが必要になることがあります。ワクチン接種日や採血日などの記録を確認したうえでご案内します。

必要書類がそろっていないとどうなりますか?

日本到着時に係留や返送の対象となることがあります。事前に書類内容を確認しておくことが大切です。

お問い合わせ・ご予約

手続きの流れ、必要書類、準備期間の目安について、WebサイトまたはLINEからご相談いただけます。
お急ぎの場合は、お電話でのご連絡をおすすめします。

返信まで少しお時間をいただく場合があります。お急ぎの際は、お電話をご利用ください。